部長ブログ

第6回 プラスチックな日本 Plastic Japan

2025.10.4
第5回 プラスチックな日本 Plastic Japan

自民党総裁選もいよいよ明日となりました。ドラスティックに世界が変化している中で行われる日本の大切な政治イベント、みなさんは何をチェックされてきましたか?私はTVに映し出される候補者の、前に置かれた飲料の「容器」をチェックしていました。『ああっ、この人もペットボトルか』って感じで。

トランプ大統領は今年2月、前政権が進めてきたプラスチックストローを紙ストローに切り替える取り組みを終了させ、プラスチックストローに戻す大統領令に署名しました。「紙ストローは使いにくい」が理由です。トランプ大統領の気まぐれ発言に振り回されることに疲れた世界はすでにポストトランプを見据えているようですが、そんなトランプ大統領でも、会議・審議の場ではガラス製のポットにガラスのコップです。というか、世界では『ペットボトルを減らせ』は共通キャッチフレーズで、ペットボトル入りの飲料水を販売しない観光地や公共施設が増加しており、国連機関はもちろん各国議会の場でもペットボトル飲料がテーブルの上に置かれている姿をほとんど見受けません。2019年12月9日開催の参院運営委員会の理事会で、審議等の場でのペットボトル容器廃止(代わりにマイボトルを持ち込む)という『セクシー』な提案をされたのは、当時環境相であった小泉進次郎さんでしたが、TVで拝見した限り、今回の総裁選会見の場ではペットボトル容器でした。

日本のペットボトル回収率は世界トップクラスで、日本人のリサイクル意識が高い(リユースに関しては問題残るが)ことは世界でも有名です。しかし、人体に有害と考えられているナノプラスチックの存在が明らかになったことで、プラスチック問題の主眼点が従来の「ゴミ・環境」の問題から「人体への健康被害(≒公害)」の問題へとシフトしつつあり、リサイクル&リユースよりはリデュース&リフューズに関する法整備がより喫緊の課題となってきております。

プラスチックこそ大量生産&大量消費による豊かな都市生活を支えてきた立役者です。一方でプラスチックは安価であるがゆえに過酷なまでの価格競争を引き起こし、経済のグローバル化も影響して労働賃金の低下というトレンドが生まれ、プラスチック製品しか購入できない収入層が安い労働力でプラスチック製品を製造しプラスチック製品を購入するという大量消費都市の姿が出来上がりました。ここで気づかなくてはいけないことは、プラスチックのリサイクルにかかる費用までも最終消費者(エンド オブ ユーザー)に負担させているという事実です。プラスチックによる過剰包装をしておきながらの価格上昇はステルス値上げと同じではないでしょうか? 次回、子供と一緒に考える脱プラ作戦です。10月下旬にアップ予定。

小児科部長からのあいさつ

2025年、EASEこども外来は新しくなります。これからのこども達が未知なるリスクと闘っていけるように。広い世界で変化の鼓動を感じながら健康的に過ごせるように。

小児科部長からのあいさつ
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